めっきり漫画を読むことが無くなっていたのですが、最近ふと前に友達の家で1巻だけ読んで、そのまま続きが気になりながら2018年になって最終巻が出ていた事に気がついて、電子コミックレンタルして一気に最終巻まで読み進めてしまいました。
2009年位に1巻を読んで、気になりながら9年経過しての一気読みで半日を潰してしまいました…。
その漫画と言うのは、佐藤秀峰さんの「特攻の島」です。有名な作品で言うと海猿やブラックジャックによろしくあたりが代表作ですね。
海の特攻兵器「回天」をテーマにした読んでて重そうなストーリーですが、まさにそのとおりの内容です。
簡単なあらすじは、渡辺裕三を主人公とした、第二次世界大戦の大日本帝国海軍が開発した究極の兵器「回天」の搭乗員として志願した若者たちの苦悩を描いた内容です。「回天」とは「魚雷を人間が操縦し、敵艦への命中率を高める」という考えから考案された兵器で人間魚雷と呼ばれる小型の潜水艦で、大量の爆薬を搭載し船艇ごと敵艦へ特攻する「生還を期さない兵器」のことです。
回天に乗ることは死を意味し、国家の為に志願して来たはずの渡辺は「死ぬための訓練」に疑問を抱きつつ「個人」の死について意味を見つけれずにいましたが、渡辺は死に意味が持てるかどうかを見極めて人生を自分の物にするために命を燃やすことを決心します。
とにかくこの漫画は、描写が生々しく、臨場感が伝わってくる作品です。
この漫画は史実が元となっており、「回天」の発案を行った仁科関夫など実在の人物も登場します。
2004年から2017年12
天気のいい休日にのんびりしながら読む漫画ではないかもですが、久々にのめり込んで読んでしまいました。
自分も適度に自分の人生を自分のものにするために生きていこうと思います。
全9巻はイッキ読みするのにぴったりのボリューム。かなり重苦し内容ですけど…。
今なら最終巻配信記念としてしばらく1巻〜8巻まで無料で配信してるみたいです。
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