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模型バカがまたひとつ、つまらんことを検証してみました。
いや大きな一歩です。
模型活動以下、模活を行うにあたり接着剤。
いわゆる「タミヤセメント」を使うことが多々あります。
この接着剤は、接着という目的だけではなく、AパーツとBパーツを接着した後に起こる接着液がプラスチックを溶かし盛り上がる特製を活かし、そこのつなぎ目や合わせ目を消すといったテクニックに使えるのです。
「硬化促進剤」の目的
この接着剤合わせ目を消す作業での最大のリスク。
接着が完全乾くのに最低1日はかかるということ…。
なので、サクサクと次の作業が行えず、この硬化時間を考慮した作業進行をしなければならないということ。
だったら瞬間接着剤を使えばいい!!
そうなんですよね…。しかしこの瞬間接着剤を使う時にも合わせ目を消すとなると量を多く使用しなければなりません。
瞬間接着剤(シアノンを成分とする)とは空気中の水分と化学反応を起こし硬化する仕組み。
少量で早く接着できる利点の瞬間接着剤に対し、
合わせ目を消すという作業では接着する用途以上の量の接着剤を使用するため結局乾燥までの時間がかかってしまうのです…。
なので、それをサポートする硬化促進剤なるものが売られています。
とはいえ、頻繁に使うもので消費も激しく出費もかさみます。
そこでコスパ野郎が考えること。
それはこの硬化促進剤の自作!!
瞬着の硬化スピードを早くするために、自作の硬化促進剤及びコスパを検証をしてみました。
瞬着は、ちょん着けや薄く塗る程度なら何もしなくても問題ないだろうけど、今回は厚塗り。
いわゆる「合わせ目消し」「ヒケ処理」(パーツ成形上発生するパーツの凹み)用が目的。
実用的で時短かつコスパを含め、量産的で長く使えるものがないかが最大の焦点。
期待の助っ人アイテム「硬化促進剤」
今回はこの「アロンアルファの専用硬化促進剤 AAセッター200cc」アマゾンで1306円のやつで検証。
もちろん失敗覚悟で、ウェーブの瞬着硬化スプレーに変わるものを見つけようとして…。
ご覧の通り容器は缶でそのまま液体が入っている状態。匂いはキツく今までの溶剤系では嗅いだことのない類…。まずはこれをダイソーのワンプッシュボトルに入れダイレクトに散布してみる。
ところが思わぬ結果に
じわ~っと揮発が始まり、なぜか散布したプラの表面が若干ざらつく…。触ると指紋が付く感じ。これはイカン!プラ材が侵されとる!!
一方瞬着の方は促進剤の揮発とともに効果。しかも白化。硬化は早いっちゃ早い。
超期待はずれの結果に。
「硬化促進剤」の問題
問題はこの促進剤がプラを侵食していること。
これはパーツの箇所によれば割れる可能性がある…。
出だしから非常にマズイ…。
第2プラン実行
一応保健で考えていた第2プラン実行しよう。
「ウェーブの瞬着硬化スプレー」の成分にもあるように第一石油類、つまりZIPPOオイルなどに使われているベンジンで薄めてみることにした。5:5の割合で希釈→それを先程と同様の散布→とりあえず臭え。
+
結果は…
先程に比べ、侵食が和らいだもののプラ材の表面に変化をもたらすことは変わらない…
これはかなり痛い…というか、失敗である…。
このままでは終わらん「硬化促進剤」作戦
このまま終わるのか…。しばらく考える。
と何を思ったか、三度目の検証はベンジンのみの散布を試みてみた。
その結果…なぜか、瞬着が揮発とともに硬化!!
しかもプラ材の表面に変化なし。
白化があるもののこれは端から問題にしていない。
「ちょま、はっ!?」
というまさかのベンジンのみで硬化促進剤の役割を果たせたという…。
シアノン系の成分は水分との化学反応で硬化するとあるが、ZIPPOオイルの水分がトリガーで揮発とともに硬化する仕組みだったのか??
換気をして匂いさえ大丈夫だったら俄然やるよこれ!!
何つったって、ZIPPOオイルじゃしね!!
買ったばっかの専用硬化促進剤どうしよ…。
実験に、人柱&散財は付き物…。収穫があっただけ良かった。
以上が瞬着の硬化促進剤の検証結果です。
同じ様な目的をお持ちの方や、あくまで自己責任でおなしゃす!!
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