W杯ベスト8が出揃いました!

W杯が始まって2週間以上が経ちましたが毎日、ビックプレーの連発でした。
韓国がドイツを破るというとんでもないジャイアント・キリングを起こしたり、日本代表がハメス・ロドリゲスがいないとはいえコロンビアに勝ったり、強豪と言われる国がグループリーグでかなり苦戦していた印象があります。ですが、強豪といわれるチームはやはり強かった。決勝リーグに進めなかったのは、前評判のベスト16チーム中ドイツとポーランドの2チームだけでした。
今大会は攻撃的な選手よりもボランチと言われる守備と攻撃の起点となるポジションの選手が目立っています。
ボランチは試合中みてもあまり凄さがわからないので見逃されがちですが、現代サッカーではチームの心臓とも言われいる重要なポジションです。
昔は、守備と攻撃がはっきり別れていた為、ボールを取ることと簡単にDF陣の所までボールを運ばせないことがメインのボランチを採用しているチームも少なかったです。MF(ミッドフィルダー)は攻撃的な選手が好まれていたため、守備的MFの選手は世界のトレンドではありませんでした。

ボランチは大体4タイプの選手にわかれます。

1.マンツーマン守備に特化したタイプ

日本代表:山口蛍選手

W杯
ルカク(フランス代表)
カゼミロ(ブラジル代表)
マティッチ(セルビア代表)

2.守備の攻撃両方ができ、チームのバランスを取るタイプ

日本代表:長谷部誠選手

W杯
フェルナンジーニョ(ブラジル代表)
ブスケツ(スペイン代表)

3.守備が出来て、ボールを奪うとすぐに攻撃につなげるレジスタタイプ

日本代表:柴崎岳選手

W杯
イニエスタ(スペイン代表)
ケビン・デ・ブライネ(ベルギー代表)
ラキティッチ(クロアチア代表)
ジャカ(スイス代表)
トニ・クロース(ドイツ代表)

4.攻撃的なタイプ

日本代表:不在

W杯
ポグバ(フランス代表)

どのタイプのボランチがスゴいわけではなく、チームの戦術や攻撃力や守備力や対戦相手によって必要なボランチは変わってきます。

しかし、世界には高いレベルでこの4つを全てできるような選手もいます。
クロアチア代表のルカ・モドリッチです。

チームの為に献身的に走れて、体は小さいですが中盤では対人守備も強く、相手の攻撃の芽をつむパスカットをし、その後にカウンター攻撃が始まるはじめのパスを出せます。中盤でボールを持っても取られずに、チームのバランスも取りながら、チャンスとみるやペナルティエリアに飛び込んでいってシュートまで決めます。
彼一人で1.5人~1.8人位の仕事をしてますので、対戦相手は一人多いチームと戦っている気がするのではないでしょうか。

夢のような楽しい時間も半分が過ぎ、試合も残り8試合となってしまいました。

残りの試合は点を取る攻撃的な選手だけではなく、攻撃の起点となるボランチに注目してみたらW杯がもっと面白く見られると思います。

 

 

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